ふらつき

ふらつきのしくみ

ふらつきとは、平衡感覚に異常を来し、足取りがおぼつかなくなる状態をいいます。

ふらつきは、めまいと一緒に訴えられることが多いのですが、厳密にいえば両者の症状は少し異なります。

めまいの代表的な疾患である「メニエール病」は、強烈な回転性のめまい(天井が回る、または自分の目が回る)が出ます。

その場合、足取りがおぼつかないどころか歩くのもままならないほどになってしまいます。

一方で、睡眠不足や朝食を抜いたりして、体調がなんとなく優れなく、元気が出ない状態の時に出るふらつきの場合、めまいの症状は出ないか弱いようです。

ここでは、めまい感が弱く、日常的によく感じるふらつき、特に大きな問題が潜んでいないことの多いふらつきについて述べさせていただきます。

ふらつきの原因

日常生活で起こるふらつきの原因は、大きく分けて二つあります。

それは、血圧の変動と、体を支える脚の筋力低下です。

血圧低下によるふらつき

人間の血圧は一定でなく、常に上がったり下がったり変動していますが、血圧が下がり過ぎるとふらつきが出てしまいます。

元々低血圧気味の人は、その比率はより高くなります。

血圧は一般的に、寒い冬の時期に上がり、暑い夏に下がります。

暑いと血圧が下がる要因は、体内の熱を放散する為、血管を広げるからです。

もう一つの熱放散メカニズムは、汗をかいて体温を下げようとすることです。

汗をかくと水分と塩分が体外へ出ることになり、血圧が下がります。

血圧が下がり過ぎると、ふらつきの他にも次のような症状が出ることがあります。

  • 体がだるい
  • 朝起きられない
  • 立ちくらみがする

一般的に若い女性に低血圧気味の人が多いので、夏場は注意が必要です。

ふらつきは高齢者も注意が必要です。

高齢者の場合は、血圧の調整力が低下していますので、普通では問題にならない程度の血圧低下でも症状が出やすくなります。

また、高血圧により降圧剤を服用している人も、夏は冬よりも血圧が下がりやすいので、医師に相談して、季節により服薬治療を変えるなどの対処を行ってください。

筋力低下によるふらつき

運動不足や加齢などにより、筋肉量が減少すれば運動機能は低下してしまいます。

そしてそのまま何も対処せず放置してしまうと、やがて足元がおぼつかなくなり、ふらつきやつまずいて転倒などを引き起こしてしまいます。

人は誰でも40歳過ぎ頃から筋肉が衰え始めますが、後期高齢者の場合、より運動不足、栄養不足で筋肉量が減少してしまいます。

そしてその状態が進行して、身体機能に障害が出てくると、「サルコペニア」と呼ばれる疾患状態になってしまいます。

サルコペニアによる筋力低下は、すぐに生命を脅かすものではありませんが、高齢者の筋力低下は、QOL(生活の質)を損ね、やがて要支援・要介護に直結していき、超高齢化社会になった近年急にクローズアップされるようになってきました。

サルコペニア

サルコペニアの「サルコ」とは筋肉、「ぺニア」とは少ないという意味で、『筋肉が減った状態』ということになります。

サルコペニアの症状は、歩行速度や握力など以前よりも弱くなったなと感じることで、ある程度自分でも把握することが出来ます。

また、家族などに客観的に判断してもらうのも、サルコペニアかどうか判断する上では必要なことです。

サルコペニアの原因は、高齢者になってくると筋肉を生成する環境が失われてくることが挙げられます。

筋肉はタンパク質からつくられるので、常にタンパク質を補っていかなければなりません。

しかし高齢になるにしたがって、肉を食べる量が減り、一般に良質なタンパク質摂取量が減ります。

そうすると筋肉を合成する栄養が不足し、当然筋肉量が減少します。

また、適度な運動はタンパク質合成する上では欠かせません。

以上が、高齢者が筋力が低下し、サルコペニアになりやすい理由です。

従って、サルコペニアの対処法も、筋力をつける為の運動と栄養摂取が重要です。

ふらつきの対処法

過度の血圧低下によるふらつきの場合

血圧は下げる薬はあっても、上げる薬はありません。

できるだけ血圧変動を少なくする為、夜更かしや睡眠不足、朝食を抜く、過度のダイエットなどを避け、規則正しい日常生活を送ることが大切です。

あとは有酸素運動など、適度な運動も大事です。

運動は血圧の自己調整能力を高める働きがあるので、血圧変動によるふらつきがある人は、症状が出にくくなります。

筋力低下によるふらつきの場合

筋肉を増やすためには、食事と運動が大切です。

食事で注意したいことは、たんぱく質とアミノ酸が多く含まれる、肉や魚、乳製品をを多く摂取することです。

それらの食品が苦手な場合は、サプリメントをうまく活用すると良いでしょう。

また、運動は有酸素運動に加え、ジムのマシンなどで負荷をかけた筋トレも必要になってきます。

特に臀部や脚など、下半身の大きな筋肉を鍛えるとより効果的な筋トレになります。

具体的な運動としては、スクワットや階段の上り下り、軽いジョギング、少し負荷をかけた自転車漕ぎなどが、比較的取り入れやすい筋トレになります。

また、日常的に疲れて硬くなった筋肉は、柔軟性が失われ、運動効果が得られないばかりか、痛みにつながってしまいます。

日頃から慢性的に体に痛みがある人は、急に運動すると痛みが増してしまうことがあるので注意が必要です。


もし、下記のようなお悩みがあれば、すまいぶりぃ整体院にご相談ください。

  • 運動が苦手である
  • 体力が落ちたと感じる
  • 低血圧気味である
  • 立ち上がり時、クラッとめまいがする時がある
  • 慢性的に肩こりや頭痛がある

お気軽に、お電話もしくは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。